滑る楽しみに留まらないスキー場「伊那スキーリゾート」
インターからも街中からも近い「伊那スキーリゾート」は、手軽にスキーやスノーボードを楽しむことができるため、ファミリーやビギナーに大人気のゲレンデです。伊那市在住の私にとってはとても身近な存在で、仕事の合間を見つけては、たびたび足を運んでいます。そんな私が、改めて伊那スキーリゾートの魅力を掘り下げてご紹介しましょう。
街とインターから近いという好立地
伊那市役所付近から撮影したこの写真のように、伊那スキーリゾートは、街中からも斜面がはっきりと見えるほど、街と近い場所にあります。中央自動車道伊那インターからも車で約8分と非常に近く、とくに中京圏を中心に多くの県外客が訪れています。
伊那谷を見下ろす見晴らしの良い駐車場に車を停めて、センターハウスに入ると、広々とした受付があります。チケットはオンラインでも販売されていて、自動発券機を使えばスムーズに購入することが可能。並ばず対面接触もなく購入できるので、新型コロナウイルスの感染リスクを最小限にするという意味でもうれしいサービスですね。
センターハウスの1階には、ロッカーと着替えるスペースが広めに確保された更衣室があり、落ち着いて支度を整えることができます。スキーが大好きなので、これまでもいろんなゲレンデに遊びに行きましたが、このように広い更衣室が確保されているスキー場は少ない気がします。小さいお子さんを連れたファミリー層に人気なのはこういったところにも理由があるかもしれません。
リフト2本、広くなだらかな斜面が続く
受付のある1階から2階に上がり外へ出れば、あっという間にゲレンデへ到着です。伊那スキーリゾートにはリフトが2本あり、下のリフトで滑れるのが、全長700mの「ドリームコース」。上のリフトに乗れば、全長500mでドリームコースよりも少し斜度のある「パノラマコース」を滑ることができます。
上のパノラマコースでも平均斜度は18度と緩やかなので、スキーやスノーボードを始めたばかりのビギナーにとっては、とにかく安心して滑れるゲレンデなのです。また、下の第一クワッドリフト(4人乗りのリフト)は乗降時に速度が落ちるよう設定されていたりもして、初心者が居心地よく感じるサービスが充実しています。
このゲレンデの最大の魅力は、ゲレンデから見下ろす伊那谷と南アルプスの景色! 天気が良い日に限られてしまいますが、この絶景に向かって滑れるのは、なかなか気持ちよいものです。緩斜面なので、景色を堪能する余裕もありますしね。ただし見惚れるあまり、ほかのスキーヤーやスノーボーダーと接触してしまわないよう、注意が必要!
ゲレンデの下部には、自動的に斜面の上へ運んでくれる覆いのついた「らくちんベルト」や「ソリ専用ゲレンデ」などがある「キッズパーク」があります。ソリ専用ゲレンデは、スキーヤーやスノーボーダーのコースとは分かれているので、小さなお子様との雪遊びも安心して楽しめます。これもファミリー層に人気がある理由の1つですね。
センターハウス内のお楽しみ
たっぷり滑ってお腹を空かせたら、ゲレンデに面するセンターハウス2階のレストランへ。ソースかつ丼やラーメンなど、魅力的なメニューが並んでいます。
センターハウス1階の入口付近には、本棚や薪ストーブ、一人掛けのソファが備えられたおしゃれなカフェ「FOX JAMPS」もあります。滑りに来たという目的を忘れて、ついつい長居をしてしまうこと必至の空間です。
1階でもうひとつおもしろいのが、お土産コーナーに隣接する「駄菓子コーナー」。コーラガム、ガチャガチャなど、駄菓子やおもちゃが種類豊富に揃っていて、子どもよりむしろ大人のほうが、ワクワクしてしまうかもしれません。
伊那谷の夜景にうっとりするナイター営業
伊那スキーリゾートのいいところは、ナイター営業があることです。夜18時から、しっかりと圧雪された斜面がスポットライトに照らされて登場します。伊那谷の夜景に向かって滑り降りるのは、なんともロマンチック。日中の滑走とは違った感慨があることを、滑りながら実感するはず。一方、街から眺める夜のゲレンデも魅力的です。真っ黒な空に浮かぶ白いゲレンデはとても幻想的で、私のお気に入りの景色でもあります。
斜面の特徴からすると初心者向けのゲレンデと言えますが、ご紹介したように、経験を積んでいる人でもさまざまな楽しみ方ができるのが、伊那スキーリゾートの特徴と言えるでしょう。友人を誘って、またはフラッとひとりで。シーズンが終わるまで、何度か滑りに行きたいです。
伊那スキーリゾート
住所:長野県伊那市西春近3390
電話番号:0265-73-8855
営業期間:2023年12月22日(金)~3月20日(水)予定
営業時間:8時00分(平日8時30分)~21時15分/ナイター18:00~21:15分
【URL】
https://inaski.com*この記事は、令和3年2月に制作し、令和5年12月に見直しをしたものです。