みんなの体験記
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秋の味覚を堪能したみはらしトレッキング
みはらしファーム
毎年春と夏に開催されていて、キャンセル待ちになるほど人気の高い「みはらしトレッキング」が、9月26日(土)に開催されました。小学生の子供たちも含めて、30名の参加者がみはらしファームへ大集合!ぶどう狩りから登山まで、充実した一日の模様をお届けしましょう。
旬のもぎたてぶどうを、いただきます!
集合は、朝9時にみはらしファーム内の「やってみらっし」公園事務所前。主催者の方から挨拶や説明があった後、全員で体をほぐす体操を行い、出発しました。案内役を務めてくださったのは、上伊那郷土研究会会長の山口通之さんです。
まずはぶどう園内の有賀さんの畑にお邪魔し、一人一房ずつ、収穫を楽しみました。この日に私たちが収穫したのは、レッドナイヤという種ありの品種です。他にもこのみはらしファーム内のぶどう園畑では、フィオーネ、フジミノリ、ナガノパープル、シャインマスカットなどが栽培されているとのこと。次回は、このぶどう狩りを目的に、遊びに来たいものです。
散策遊歩道の入り口にある古刹、仲仙寺(ちゅうせんじ)を参拝
ぶどう園から10分ほど歩くと、仲仙寺へ到着しました。仲仙寺は、816年に慈覚大師によって開創された天台宗の名刹です。参道の入り口にはサワラの大木が2本立っていて、木々の間には祈祷札「神願様(じんがさま)」がわたされています。神願様をくぐり、三神社の石碑や桜本地蔵などを見ながら奥へ行くと、階段の上に立派な山門が出現! 迫力満点な2.5mの仁王立像に見つめられながら、本堂へと進みました。
本堂の外陣には、伊那市の指定文化財となっている大きな絵馬や鰐口(わにぐち)が掲げられています。山口さんから、ここ仲仙寺には徳川家の家紋「三葉葵(みつばあおい)」があり、徳川家直属の名刹であることを教えていただきました。そのほかにも、個人で訪れていたら得られないたくさんの学びがあり、ガイドの方に同行していただき歩くことの楽しさを実感しました。
境内の登山口から、羽広自然遊歩道へ
仲仙寺の境内から経ヶ岳自然植物園へとのびる「羽広自然遊歩道」は、全長が約5kmあります。道が整備されて歩きやすく、森散策を手軽に楽しめる穴場のスポットです。私たちが歩いたのは秋だったので静かな森を楽しめましたが、春には、野鳥たちの賑やかな鳴き声を楽しめるそうですよ。
写真のように道中には40種類以上の銘板が設置されていて、植物観察をしながら山歩きを味わうことができます。標高1,080mの展望台へは、登山口から30分弱。南アルプスと伊那谷の絶景が広がります。
ベンチに腰掛けて少し体を休めたら、経ヶ岳自然植物園を目指して歩き始めました。途中には、丸太の橋で沢を渡るという、少しスリリングな場所も。滑って川に落ちてしまわないかとハラハラしましたが、スタッフの方々のサポートのおかげで、全員無事に渡ることができました。
新感覚の、きのこポット狩り体験
森を歩き始めて約1時間後、経ヶ岳自然植物園内の広場に到着すると、嬉しいサプライズが! 広場の周辺に、きのこが生えたポットがいくつも置いてあったのです。きのこがまだ山に生えていない時期だったため、みはらしファームの方々が特別に用意してくださったとのこと。1人2束ずつ収穫させてもらえて、とても得した気分になりました。
きのこポット狩りを終えたら、ゴールの「やってみらっし」へ。そこでは、おにぎり2つと豚汁が振る舞われ、心地よい疲労感とともに昼食を堪能しました。手作りの豚汁は本当に美味しく、私もついおかわりしてしまいました。
イベントの最後には、収穫したぶどうときのこに加えて、お土産にシャインマスカットやリンゴなどをいただけて、秋の味覚をこれでもかと大満喫! 人気があるのも納得です。



そんな至れり尽くせりのイベント「みはらしトレッキング」ですが、次回は来年6月に開催を予定しているとのことです。参加希望の方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
◆みはらしファーム
〒399-4501長野県伊那市西箕輪3416-1
TEL : 0265-74-1807
FAX : 0265-74-1808
URL:https://miharashi-farm.com

*この記事は、令和3年3月に制作し令和5年8月に内容に変更がないことを確認したものです。
みんなの体験記ライター
投稿者松元麻希
年代30代
趣味スキー、ハイキング、パン屋めぐり
自己紹介スキー好きが高じて長野県松本市へ移住。2019年に伊那市地域おこし協力隊になり伊那谷へ。アウトドアアクティビティ全般が好きなので、伊那谷のフィールドとしての魅力を中心に発信していきたいです。