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いちご嫌いをも唸らせる 中央アルプスの伏流水で育った絶品アルプスいちごを食べに行こう
ヨッシャア駒ケ根
駒ケ根市、中央アルプスの麓に農園を構えるヨッシャア駒ケ根では、2月から5月の下旬までいちご狩りを楽しむことができます。

中央アルプスの伏流水で育てられるこちらのいちごは、「アルプスいちご」と呼ばれ、その味を愛する沢山のファンがいます。農園を経営する平塚登さんが20年以上こだわって作り続けている絶品アルプスいちごを味わいに、娘を連れていちご狩りに行ってきました。
ヨッシャア駒ケ根のいちごハウスは、大田切川にほど近い、駒ケ根インターから車で5分ほど走った場所にあります。

この看板が目印です。
駐車場に車を停めて受付を済ませます。施設に一歩入ると、さわやかないちごの香りが広がっていました。期待に胸が膨らみます。

受付で予約していた名前を告げ(事前予約が必要です)支払いをすますと、いちごのヘタを入れる用の紙コップを渡してくれました。これを持って、いざいちごハウスへ!
ハウスの中はこんな感じ。この日の外気温は5度くらいでしたが(2月です)、ハウス内はとても暖か。脱ぎ着しやすい服装で来るのがおすすめです。

さて肝心のいちごですが、かおり野、紅ほっぺ、やよいひめ、あきひめの4つの品種が区画に分けて植えられていて、どこでも自由に歩いて好きないちごを食べられます。赤く色づいた沢山のいちごが鈴生りに並んでいてなんだか可愛らしいですね。

さっそく1つ、一番手前にあった「かおり野」を採って食べてみます。

甘い!そして味が濃い!

真っ赤に熟れてやわらかないちごの美味しさが口いっぱいに広がります。完熟度が違うからでしょうか?味も見た目も、スーパーで買って食べたことのあるものとは全然違います。ヘタの近くまでしっかりと味がのって、最後まで美味しいことに驚きます。

娘も相当美味しかったようで、1つ食べ終わると「もっと!」と、すぐに次のいちごを欲しがりました。
全ての品種を食べ比べてみて、程よい酸味のある紅ほっぺが気に入りました。どのいちごが美味しそうかじっくり選びながら食べ歩くのも楽しいですね。

ハウス内のお客さんたちからも口々に「美味しい!」と喜ぶ声が聞こえてきました。

いちご狩りは、30分の時間制限がありますが、いちご1つ1つがどれも大きく食べ応えがあるので、あっという間におなかが膨れてきます。
ヨッシャア駒ケ根の社長、平塚登さんにもお会いすることができました。「すごく美味しいです」と今食べたばかりのいちごの感想を興奮気味にお伝えしたところ、「そうか、でも俺に言わせればまだまだだ」とのこと。

今年は晴天の日が少なく日射量が少なかったため、平塚さんに言わせると、「例年に比べるとまだ旨味がたりない」のだそうです。天気予報を鑑みて「来週あたりにはもっと美味しくなるだろうな」ともおっしゃっていました。そんなふうに聞くと、何度でも足を運びたくなってきますね。今日のいちごを感動的な美味しさと感じているのに、これで「まだまだ」ならば、いつもはどれだけ美味しいのでしょうか?気になります。
また、時期によっても味が異なるとのこと。寒さ厳しい今の季節のいちごは甘さが強くなるので、一番人気の季節だそうです。一方、春を迎え温かくなってくると、今より酸味が出てくるそうで、「俺は酸味がのった春のいちごが一番美味しいと思ってる」と平塚さん。

春のいちごもまた食べに来てみたくなります。
栽培方法についてもお聞きしました。ハウス内でミツバチとマルハナバチを授粉用に飼っており、農薬は、彼らが影響を受けない程度の弱いものしか使っていないそうです。慣行栽培に比べると、「半分程度かな」とのこと。子供連れでも安心して食べられるのがうれしいですね。
20年以上いちご栽培に取り組む平塚さん。土作りにこだわりながら、木の大きさや葉の照り、実のなり具合などを毎日観察して美味しいいちごを育てているのだと教えてくれました。ヨッシャア駒ケ根のいちごは、一般のいちごより10日から15日ほど長い時間をかけてじっくりと実を成らせるそうです。そうすることで、みずみずしく、甘さが乗って旨味が凝縮した美味しいいちごができるとのこと。

いちご狩りに訪れるお客さんは、この味にほれ込んだリピーターの方が圧倒的に多く、「いちごは苦手だったけどここのいちごは美味しいよ」なんて言う方もいるのだとか。
ハウスを出て、紙コップにたまったヘタを捨てたらいちご狩りは終了です。この後、お土産用のいちごを買ったり発送したり、またいちごジャムやシャーベットなどの加工品を買うこともできます。

シャーベットが気になり、1つ買って食べてみました。これも美味しい!さっきまで食べていたいちごの美味しさが生かされて、素材の味を感じられる甘酸っぱいシャーベットです。

娘と共にいちご狩りもお土産も大満足して帰ってきました。またすぐにでも行きたい気分です!
水や土にこだわり、手をかけじっくりと育てられたアルプスいちごの味を確かめに、ぜひ一度、ヨッシャア駒ケ根に出かけてみませんか?
まとめ

・中央アルプスの伏流水ときめ細やかな栽培管理で育てられたアルプスいちごは絶品!

・冬には冬の、春には春の、季節ごとに異なるいちごの味が楽しめる

・ハウス内を自由に歩いて全てのいちごを食べ比べできる

・いちごの直売・発送もしている(直売所は通年営業)



【開催時期】1月15日~5月下旬頃

* 直売所は年中無休で営業

【営業時間】9:00~15:00

【予約】0265-82-6440

【料金】

2/1~3/31 小学生以上:2,100円 / 園児:1,300円 ※3歳以下無料

4/1~5/10 小学生以上:1,800円/園児:1,200円 ※3歳以下無料

5/11~終了まで 小学生以上:1,400円 / 園児:1,200円 ※3歳以下無料



【場所】長野県駒ヶ根市赤穂759番地36 (駒ヶ根インターから5分)

*この記事は、令和2年3月に制作し、令和6年2月に一部内容の見直しをしたものです。
みんなの体験記ライター
投稿者なつ樹
年代30代
趣味山登り、裁縫、時々ランニング
自己紹介伊那谷の魅力:とにかく山が近い。いつでも山登りができる 田舎でありながらも美味しく個性的なご飯屋さんが多いのがうれしい!