2023-03-08
【ツアーを実施いたしました】伊那谷の伝統芸能に触れる旅
３月４日（土）に無形文化財に指定されている「中尾歌舞伎」と「古田人形芝居」の２つの郷土芸能を体験するツアーを実施いたしました。
古田人形芝居は、300年近くの歴史を持つ伝統芸能で、戦後は古田人形芝居保存会の発足により継承されており、ツアーでは歴史や若い後継者を育てるための取組みなどについてお話を聞かせていただきました。
その後、人形芝居で使用する人形を実際に操ってみる「人形操り」を体験。人形芝居では、いとも簡単に操っているように見えますが、重さはなんと20㎏。顔の表情や手足の複雑な動きの操りに挑戦。
お昼を挟んで、伊那市長谷地区にある中尾座を訪ねました。約250年前に始まったとされている中尾歌舞伎は、戦争の影響で一時は途絶えてしまいましたが、昭和に40年の時を経て復活し、現在は「中尾歌舞伎保存会」により継承されています。ツアーでは、まず中尾歌舞伎のあゆみや隈取りのお話をお伺いする「歌舞伎ひとくち講座」。
その後、歌舞伎役者になるために行う化粧である「隈取り」に挑戦。中尾歌舞伎保存会スタッフのご協力をいただきながら、参加者の皆様ご自身で化粧をしていただきました。お化粧の種類は、演目ごとに色々な種類があって100種類ほどにも及ぶのだそう。
衣装小物を付けて、歌舞伎役者になりきり、得意のポーズでお1人ずつ記念撮影。
古田人形芝居、中尾歌舞伎ともに、体験を通じて鑑賞とは一味違う形で伊那谷の伝統芸能に親しんでいただきました。
＊本ツアーの旅行代金の一部は、伝統文化継承助成金に活用されます。
＊本ツアーは、古田人形芝居保存会・中尾歌舞伎保存会の多くのスタッフの皆様の ご協力により実施をいたしました。
