みんなの体験記
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ホテル千畳敷 ~標高2612mで泊まって過ごす山じかん~
ホテル千畳敷
バスとロープウェイを乗り継いで、およそ1時間。
標高2612mの山の上へ。
到着した千畳敷駅は、中央アルプス登山の入口にもなっています。
駅を出ると、千畳敷カールの雄大な風景が広がり、反対側には、南アルプスの山々、そして、その奥に富士山を眺めることができます。
その場所に、ホテル千畳敷があります。ホテル千畳敷は、山小屋と旅館の間のようなスタイル。
基本のお部屋は、和室で、トイレとお風呂は共同。
廊下には、こちらも共同の冷蔵庫と給湯室。
布団は自分で敷きます。
ちょっと山小屋気分で楽しそうです。
24時間出入り自由なので、星や朝焼けをみに外へ出るのも、登山に出かけるのも自分のタイミングで。
朝早く、登山に向かう人には、夕食時に携行食を渡してくれます。
「泊まったひとだけしかいない貸し切り状態。
泊まることで、ここでしか味わえない時間帯の風景を体験してほしい」と話すのは、ホテルのスタッフさん。
おすすめは、冬!なのだそう。
「外は、氷点下20度の世界だけど、夕方、南アルプスが真っ赤に染まる時間や、朝、雪山に朝日があたり赤く染まる時間がいいです。」


ホテルのレストランはお昼の営業もあり、山を眺めながらのランチや喫茶も、おすすめ。
この日食べたのは、雪山をイメージした「チーズ香る雪山オムライス」と「オリジナルブレンドコーヒー」。
オムライスは、メープルシロップをかけてまろやかなお味に。コーヒーは、中央アルプスの雪解け水とオリジナルブレンド豆を使用。
絶景を眺めながらいただきました。
ここでしか味わえない味と時間です。
ロープウェイで山をおりてしまうのがもったいなくなる気持ちになるのは、それだけ貴重な時間をもらえたのだなぁ、と思うのでした。
12月中旬頃とお正月には、日の出が富士山と重なるダイヤモンド富士が見られるそうです。
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ホテル千畳敷
・住所:長野県駒ケ根市赤穂1
・電話番号:0265-83-3844(中央アルプス観光株式会社)
・電話受付時間:8:30~17:00
・HP:https://www.chuo-alps.com/hotel/
・お部屋:全16室(特別室2室、一般客室14室)
・チェックイン:14:00~
・チェックアウト:~9:00
・参考価格:
■特別室(ユニットバス付ルーム)※2部屋限定
和室(12.5畳)、定員6名 @18,700円~(税込)
■一般客室
和室(8畳または10畳)、定員4~5名、バス・トイレは共同 @15,400円~(税込)
・浴室:大浴場 入浴時間 15:00~21:00
*詳細は、ホテル千畳敷に直接お問い合わせください。
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[周辺おすすめスポット]
▫千畳敷カール https://www.chuo-alps.com/tourism/
約2万年前の氷河に削られてできたお椀型の地形。シンボルの宝剣岳や南アルプスを眺めながらの遊歩道。1周約45分~1時間。
▫光前寺  http://www.kozenji.or.jp/
霊犬早太郎伝説の地として有名、天然記念物の光苔、国名勝に指定の庭園、しだれ桜など
▫早太郎温泉郷
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取材:令和6年9月、改訂:令和7年5月
みんなの体験記ライター
投稿者太田清美
年代40代
趣味自然の中にいること、町歩き、畑仕事、季節の手仕事
自己紹介2020年4月、名古屋から箕輪町へ。自然の近くで、季節を感じながら、山々を眺めたり、野菜づくりをしたり、自分の暮らしのカタチを追いかけています。伊那谷の風景、営み、人、文化、一つ一つを味わっているところです。体感したことをいろんな人たちと共有していけると嬉しいです。