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山ぶどうワイン「山紫」、伊那市と信州大学が生んだ自信作
伊那市の山ぶどうワイン「山紫」(画像提供:伊那市)
伊那市には正真正銘の山ぶどうワイン「山紫(やまむらさき)」があります。信州大学農学部(南箕輪村)が開発した山ぶどうの新品種「信大W-3」を原料に使用。市内にある「伊那ワイン工房」で醸造し、市内の小売店やスーパーなどで販売しています。他の品種よりも多くポリフェノールの成分を含んでいて、長寿や生活習慣病予防といった効果も期待できるとしています。
色・香り・味に表れる、山ぶどうらしさ
ワインは醸造方法とその期間が異なる2種類。10月に収穫して8ヵ月寝かせた「山紫」と、フレンチオーク樽で貯蔵して14ヵ月熟成させた「山紫プレミアム」があります。山紫プレミアムは高級感のあるラベルデザインで、フルボトル(720ミリリットル)、ハーフボトル(375ミリリットル)にそれぞれ1~100のシリアルナンバーが付いています。
見た目から高級感が漂う「山紫プレミアム」(画像提供:伊那市)
伊那市によると、ワインそのものは特徴的な濃い紅赤色をしていて、ボトルの封を切ると部屋いっぱいにフレッシュな香りが広がります。味わいは力強く、適度に酸味があり、「山ぶどうらしさが色・香り・味にしっかり表れている」としています。
信州大学農学部が開発した山ぶどうの品種「信大W-3」(画像提供:伊那市)
原料となるぶどうは市内各地の農家11軒が1.85ヘクタールで栽培。信州大学農学部で数ある中から選抜された「信大W-3」は、収量が安定していて病害虫にも強く、栽培するにも優れた品種なのだそうです。

山ぶどうワインに始まった「伊那ぶどう・ワインプロジェクト」ですが、「山紫ジュース」、「山紫果汁」、「山紫ジャム」、「山紫ホワイトブランデー」、「山紫ソルト」といった関連商品が次々に登場。いずれも伊那市の特産品として、市内限定で販売されています。



【山紫の問い合わせ先:伊那市農政課(☎0265・78・4111)】