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①中央アルプスロープウェー
高低差日本一のロープウェー
中央アルプス駒ケ岳ロープウェーは、駒ケ根市のしらび平から中央アルプスの千畳敷カールまでを結ぶ、高低差日本一を誇るロープウェーです。標高2612メートルの千畳敷カールまで、950メートルの標高差をわずか7分30秒で移動します。

ロープウェーを一歩下りればそこには圧巻の絶景が広がります。到着地点の千畳敷駅からぐるりと遊歩道が整備され、誰でも手軽に散策できるほか、中央アルプスの最高峰 木曽駒ケ岳(標高2956メートル)まで、4時間程度(コースタイム目安)で往復することもでき、登山未経験の観光客から登山者まで、年間を通し多くの人々が利用しています。
四季折々の楽しみ方
千畳敷カールは、約2万年前に、氷河の流れに浸食されてできたカール(椀形の谷)で、畳を1000枚敷いた広さがあることからその名がつきました。四季折々に全く異なる姿を見せてくれるのも多くの人々が魅せられる理由の1つ。

残雪の残る春には広大なゲレンデとなったカールでスキーやスノーボードを楽しめます。

夏には、イワカガミやシナノキンバイ、チングルマなど、多様で可憐な高山植物が咲き誇ります。ポケット図鑑を持って散策しても楽しい場所です。秋には、紅葉で赤や黄に染まった山肌が燃えるような美しさで迫ってきます。冬は、安易に人を寄せ付けない静かな冬山の厳しさと美しさに触れることができます。
アクセス抜群 雲海から星空まで
駒ヶ根駅・駒ヶ根インターとしらび平駅は路線バスで結ばれているほか、バスタ新宿や名鉄バスセンターからは駒ヶ根インターまでの直通便の高速バスがあるため乗り換えの心配もありません。東京、大阪、名古屋などの大都市圏から日帰りできる貴重な高山の1つです。

体力や経験に自信のない人でも、雄大な山の空気をじっくりと堪能することができます。
また千畳敷駅に隣接する形でホテル千畳敷が営業しており、宿泊すれば、早朝の雲海から夜の星空まで、山の一日を存分に楽しめます。山小屋泊には不安があるという人にはもってこいの場所です。
トップシーズンは混雑必至
ハイシーズンには30分間隔でバス・ロープウェー共に運行しているものの、お盆や紅葉の時期などには混雑が予想されるため要注意です。2時間以上の待ち時間が発生することもあるため、時間には余裕を持って行動した方がいいでしょう。

また、手軽に日帰り登山できるといってもそこは高山。登山靴や雨具、防寒具、食料などの基本装備は必須です。
中央アルプス最高峰 木曽駒ケ岳
千畳敷カールから往復4時間の木曽駒ケ岳は、日本百名山・新日本百名山・花の百名山にも選定されている人気の山。頂上の展望も抜群で、北アルプスや南アルプス、富士山まで、360度の大パノラマが広がります。苦しい登りを超えて頂上にたどり着いた喜びをぜひ一度味わっていただきたいと思います。
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